汝なくして 神も われもなし

先週図書館で借りたW.H.ハドソンの「緑の館」を本日読了しました。
信じたくない終わり方すぎて、どうしようかと思った……。
とてもやりきれないです。読み終わってしばらくは放心状態でした。
すごい悲惨とか、全く救われないわけではきっとないんだけど……。
また読み返せるかといわれたら、ちょっと遠慮したい。


確かにね、イントロ的に、あるべきハッピーエンドなんて望めなかったことなどわかりきってたんです。
どうしてそれに気付けなかったんだろう。
もう、あらゆるところで「間違いだ」と信じたくてしょうがなかった。
ただ隠れているだけだと。クア・コの狂言だと。何か別の人間の遺灰であると。
ヌフロの骨を見つけた辺りからはもう絶望的だったけどそれでも信じた。無駄な期待でしたが。
そんなに簡単にあの神聖な存在が焼き殺されていいはずが無い……と。
でも神聖な存在だからこそ火によって滅ぼされる図でなければならなかったのかとも思う。さながら魔女狩りのごとく。
クア・コが村の衆と共にディディの娘を木ごと焼いたって話してる場面を読んだあたりで授業が始まってしまい、もう正直気が気じゃなかったです。とにかく落ち着かなく、軽い興奮状態にあった気がする。
頭の中では「いやいやいや嘘だろ……そんなバカなことがあってたまるか」ってずっとぐるぐる。


明るい話ではないだろうと思ってたけど、ここまでやりきれない話だとは思わなかった。
うーん、まぁ正直、前情報が問題ありすぎた気がしないでもない。
私が唯一得ていた前情報は、「アマゾンの少女をペットにする青年の話」。
えっ全然そんなんちゃうかったけどwwwww
とある作品の構想段階の秘話で、その作者の方が「個人的に緑の館を思い出す」なんつってたので、どんなもんかと思って読んでみたのですが、えっ全然そんなん(ry
まぁ、アマゾンの少女は出てきますよ。というかそれがメインですよ。


おかげで今日のネプリーグの問題の答えで、通販サイトの「アマゾン」が出ただけで胸が痛んだ。


本なんて滅多に読まないくせに、読むとなるとどうしてこういう本ばかりなのかと。悪童日記然り。
ていうかここ数年で読んだ本といえば、アゴタ・クリストフスティーブン・キングにこのW.H.ハドソンか。海外作品ばっかりだな。
邦人作家で唯一読んだのが鈴井貴之とかカオスすぎるwww
あとはゲームや漫画のノベライズもちょこちょこ読んでるけどこれはノーカンだろ。
なんかもっと、まともにメジャーな本も読むべきなのでわ……?;



今日の時オカはかけら1つとスタルチュラ3匹しか収穫ないです。
このへんはもう攻略本に頼ります。神殿とか鬱すぎるもの。