怪人ゴッド、読了。

今日の夕方に読み終えました。
以下感想です。歌姫とか笛とか時間旅行とか、なんか色んな方面にわたってネタバレちゃってるのでご注意。


2冊とも本っ当に面白かった!おねえちゃんありがとう!!(´;ω;`)


率直な感想としては、城より大分読みやすかったです。
ルークの口調のせいもあるけど、登場人物に既存のキャラが多かったのもありますかね。
なんつうか、城とは逆に小説でなきゃ表現できない感じの話でした。
ある意味オムニバス形式だからかな?ゲームや映画だと無理ですね。


やっぱり城は、良くも悪くもルークが大人びてたからねぇ。本当に良くも悪くも。
事実を淡々と述べてる印象が強かったけど、ゴッドはルークの感情描写がここそこに織り込まれてたからね。ルーク好きとしては嬉しかったです。
レイトンに褒められる度に「むちゃくちゃ嬉しかった」って可愛すぎる…。
しかし頭良すぎるわこの子…そのくせ「えへへ」だの「うふふ」だの。
末恐ろしいわこのわらべ。


レスター…もといロイス・スタンレーですか。すっげぇ好きでした…(´;ω;`)
(あ、ゴッドの有難かったポイントはキャラの絵があったことですね)
ぶっちゃけ全く疑ってなかった…純粋に子どもにも優しい気の良いお兄ちゃんみたいな目で見てたよ!
ルークに会うたびに「ルークくん!」って呼ぶところとか超可愛いじゃないすか。
あとあと考えればめっちゃ怪しいのになんで疑わなかったのか…
てかレイトンって本当見破れない。ジェニス=ミリーナ然りドーランド然り。
(ドーランドは分かる方がウソだろww)
とにかくロイスがルークを庇うくだりとか、最後にルークと話すところとか、何度か泣きそうになりました。
“本編”では最後の台詞になる「大丈夫。きみにはレイトン教授がいる」はギザ名言。
格好良すぎるこの人。今までのレイトンのキャラでも相当好きです。
…あー、なんかクラウスに似てませんかね。境遇が。
幼い時分に両親を失うのも、許し得ることの出来ない仇が社会的に高い地位に上りつめるのも。
そしてその仇に復讐できるギリギリで、レイトンに止められ、捕まると。
二人とも自分はレイトンに捕まると思ってたみたいなこと言うしね…。
うわああ、なんか考えれば考えるほど二人の像が重なります(´;ω;`)


ルークは10歳にしてさまざまな体験をしてるよなぁ。
今回は本当にやりきれない、でも彼にとってとても大きく成長することの出来る出来事だったのではないでしょうか。
どんなに善人で、どんなに結果善いことだったとしても、その手段に因り、必ずしも世間的に認められるとは限らない。
まだ10歳だったら善いことと悪いことなんて、プロセスなんて取っ払った結果として残ったものでしか判断できないのは当然ですよね。
多分どんなにレイトンに説かれようが、ルークは腑に落ちなかったと思います。
子どものそういう純粋さは、大人になるととても胸が痛いものだよなぁ。なんて先生も少なからず思っていてくれたら、変な話いくらか救いになるのですが。


ナゾ数が大分増えてましたね。2作目でドドっと増えるとかそれなんてゲーム(笑)
3作目が出るならば、ナゾ数は恐らく20を超えていることでしょうねw
グロスキー警部は頭弱すぎると思うぞ……警部なのにまさかの一芸とか。そんなアホな(笑)
レミとルークが仲良さそうで微笑ましかったです。やっぱレミ姉可愛い。
今回は彼女の大立ち回りはありませんでしたが、正式な「助手」方面での活躍が見られたので良かったです。
ルークは相変わらず?いや時間軸的にはこっちが先だから相変わらずってのはおかしいけど、先生大好きっ子でしたね!ひょこひょこついてくのカワユシ。
もうこの時点で既にルークの世界の中心はレイトンなんだろうなぁ。
この頃は多分、後にチェルミー警部がいう「君がいないと何も始まらないような子」なんだと思います。
13歳時でも自立できてないけどね(笑)


ただ1つ。
デスコール何しに来たんだろう…;;
今回は本当に奴の出現した意味がわからなかった…;
謎のキャラ通り越してただの不思議ちゃんだよねコイツ。
でもなんか「先生と同じニオイがするぜ!」みたいなことを、あろうことかルークが言ってたよなぁ。(口元の微笑が似てるっつってたアレ)
……まさかの兄弟フラグでは。(ねーよ)


城とゴッド。両方ともめっちゃ面白かったです!
城には城の面白さ、ゴッドにはゴッドの面白さがありました。
多分もうちょっとしたらまた読み返します。
まだ両方とも話を完全に理解できたわけじゃないんで。