悲しみの雲の切れ間から 鮮やかな世界広がるでしょう

こないだ某アタックで「日本人は平均週に10.6杯コーヒーを飲む」と聞きましたが、日に3杯は飲むワタクシは日本人平均のジャスト2倍なんだなぁとしみじみしてしまいました入瀬です、改めましてこんばんは。
今日は何が起こったかって、分かる人には分かっちゃうんじゃないかなぁとも思うんですが、結局「穏やかでいられなかった分返せ!!」ってくらいあっさりしたアレでした。
詳しくは、可能ならばまた後日。


予告通り語ってみます。
「最後の時間旅行」を踏まえて、レイトンとルークに思うこと。
時間旅行のでっかいネタバレ含みます。
萌えも何もないただの語りですので、よっぽどお暇でなければブラウザバックしていただけると幸いです…;
何せ明るくないですから。どちらかというと暗いです。


先生は、実は結構最近まで多次元物理研究室の爆発事故について探りをいれてたんじゃないかなぁ。
昔ほど無茶はしなくなったものの、でもやっぱり捨てきれない何かはあったんだろうし。
それこそ3年前までは、身に危険が及ぶようなところまで踏み込んだりしていたのではないかと。
けど3年前に、ルークという存在を抱えてから。
ひょっとしたらそれからも一度くらいは踏み切ったこともあるかもしれません。
それこそ襲われたこともあるかもしれません。
でも、そうであるにしろないにしろ、きっと
「もしこのままあの事故に固執し調査を続ければ、私だけでなくこの子にも被害が及ぶかもしれない」
という考えに、先生ならば至ったでしょう。
大事な存在を失うことの苦しさを、文字通り痛いほどにわかっているから、彼は調査の「中断」をしたのではないかな、と。
先生の中で「クレア<ルーク」だとか、そんな優劣は絶対ないと思うんですよ。
でも何よりも、これ以上大事な存在を失いたくなかった。
そしてそれを、そんな幼い子に悟らせるわけにもいかなかった。
ましてや賢い子だから、最悪責任を感じさせてしまうのでは、とも考えたでしょう。
ルークだって一度くらいは「先生は恋人とかいないんですか」とか聞いたことあると思うけど、クレアに関しての話は、きっとしてこなかったんだと思います。
事情があるとはいえ「隠していた」ことには変わりありませんから、ルークは不満だったかもしれませんが。


ルークも色々な意味でショックを受けたでしょうね。
変な意味のクレアへの嫉妬心なんかも、生まれかけたか、あるいは生まれたのかもしれません。
けれどそのへんも、サリアス=クレアということが分かり、また彼女が既に存在してはいけない存在だということが明らかになった瞬間、ちょっとでも負の感情が芽生えた自分を責めたりなんかもしたのかなぁと。
その後もしばらくは複雑な気持ちだったと思います。
「クレアさんと先生は本当にもう二度と会えないけど、ボクたちは二度と会えないわけじゃない」という考えに及んでしまい、安堵する反面罪悪感にも見舞われてたのだろうと邪推して止みません。
…こんなに暗い子では確か無かったはずですが、これ以外に彼の思考が思い浮かばない。
何せ、自分と先生との「距離的な別れ」でいっぱいいっぱいだったところに、先生と先生の大事な人との「次元的な別れ」が突如として舞い降りたわけですから、この件に関して忽せにはできないんじゃないですか。
…でも個人的には、私はルークに「子ども」であるということに、逃げて欲しいなと思います。


結果、最愛の人と“二度”永遠の別れをすることになり、更に間を置かずして最愛の子と、永遠ではないけれど小さからぬ別れをすることになってしまった先生。
これだけ聞くと、どれだけ報われない人なんだって感じですが、時間旅行のEDで、最後の最後に先生の見せた表情が笑顔だったので、それだけでも「悲しい結末ではないんだな」と思えるのが、せめてもの、そして何よりの救いですし、先生も悲劇だとは思ってないはずです。
ルークも、先生ほど割り切れてはいなくても、同じ思いであってほしいです。


時間旅行は本当に良い。本当に素晴らしい。
シナリオとして個人的に一番好きなのは、やっぱり時間旅行だなって思います。
反芻すればするだけ良いシナリオだと思えます。
「最後の時間旅行」は、本当に素敵な物語です。