「分かってほしかった、だけなの」

観てきました。
今は帰りの電車に揺られております。


なんか、すごく温かく迎え入れてくれて、すごく嬉しかったです。
辞めた理由が理由なだけに、私の中では後ろめたい思いや、言葉は行き過ぎですが「辞めた」ということが裏切りに近いような感じだと思い込んでしまっているので、どうしても「あ、途中退場した奴だ」と思われているんじゃとか考えてしまうんですね。
でも「紅里ちゃん来てくれたんだ!」と劇団員の皆に笑顔で言われて、本当私は心がさみしい女だなって。
皆に較べたら熱くもなれなかった、感情や意識の面で気負いしてしまった私でもこうやって喜んでくれるんだなあと、感涙してしまいました。(劇観て泣いた直後だったので、熱入ってたせいもあったのですが)
確かにあからさまに嫌な顔をするわけはないのですが、逆にわざわざ嬉しそうな演技をする必要もないんですよね。
ううと…上手く説明は出来ないのですが、その笑顔が嘘じゃないって確信があったのです、けどそれは私の中に閉まっておきますね。


結果論ですが、あのサークルに所属できて、そして辞めることが出来て本当に良かったです。
少しでも携われた。それだけで幸せだし、それが最大限だったと感じています。
つまり、また戻ることはありえませんが、私もちゃんと一員だった、ということが、今なら胸を張って言えそうです。


とても良い劇でした。
素敵な世界をありがとうございました。