238th down

※以下週刊少年ジャンプ30号のアイシールド21感想となっております。
ネタバレ含みますので、大丈夫な方のみどうぞ。


なんというか…今週は…タイトル「刹那のモノローグ」凄い好きです。
英語タイトルよりもこういう方が好き。「待つことに賭けた眼を」とか大好き。


表紙のモン太のスタミナ0な感じがグっとくる。ヒル魔さんの焦った表情も良いし、あとの2人も「らしい」し。
何よりもこのロゴでぶった切る感じが本当「村田さんらしい」。


本編はひたすら「考えろ」。
0コンマ数%も無いようなわずかな希望を追い求める、泥門の貪欲さ。
おつむの良さなんて関係なく、それこそ「執念一つ」が関わってくる。
だけど、不可能と可能は存在する。モン太が走ることは「不可能」。
だったらどうする?
一瞬のうちにセナを呼んで、一瞬のうちにボールを渡して、一瞬の内に王城の守備をぶち破る?
そんなの瞬間移動や界王拳でも使わない限り無理だって、誰でもわかる。


だったら――…?



――セナにも、ちゃんと「執念」はあった。
その刹那に考え出した答えは、ただ一つ。
「僕が持って走るしか無い」




……なにこのネ申的流れ……ッッ!!(´;ω;`)


もう、もう息もつかせぬ展開!!
誰が格好良いとか誰の見せ場とか、そういうんじゃなくて皆すごい!凄く好き!
凄い泥門泥門してる感じが本当に最高!!
今週はいつも以上に読み返したよ!
というか久々に読み返しって行為をしたよ!いつも1回こっきりだったから!


そして、これだったんですね。
稲垣さんが、実際にオービックシーガルズの方々に協力してもらって資料を手に入れたプレーというのは。
キラーホーネット…実際にあるというのだから驚きです。 
ブルーザーリングにしろ何にしろ、「実際は無いけどね」みたいなプレーやテクニックを持って来ないのがアイシールド21の良いところです(´;ω;`)
実際にできることを、漫画的表現で描く。
これって一番迫力出る手法じゃないですか?そう信じて疑いません。


とにかく…久々にアハーハーが活躍してくれて嬉しいです。
名台詞だよね、「今度4人で〜」は…!!


そして来ましたよ、村田さんの真骨頂。
2Pの間の、わずか3コマで。
効果音は、走り出しの小さな「ドン」のみで。
どうしてこんなにも「静」な「動」が表現できるのでしょうか。
そしてページをめくれば、耳を劈かんばかりの轟音ラッシュ。
素人がヘタに手出しすると火傷する手法(゜∀゜)迫力不足という名の敗北。


来週はとうとう、ホントのホントのクライマックス!(いやそういう意味でなく)
…前回の王城戦と、また何か絡めてくるのでしょうか。